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2020.05.10

腸脛靭帯炎 (ランナー膝)とは

こんにちは。
名古屋市瑞穂区、鍼灸院・パーソナルトレーニングジム
GOKAN Conditioning Labo.の大角です。

今回は、膝外側に痛みが生じる、マラソンランナーに多くみられるスポーツ障害である腸脛靭帯炎についてです。別名、「ランナー膝」とも言われます。


腸脛靭帯炎とは
腸脛靭帯は太ももの外側に位置する靭帯です。ランニングなど繰り返しの膝関節の屈伸運動で、腸脛靭帯と大腿骨外側上顆(膝外側の骨が突出している部分)との間で摩擦を引き起こし、炎症や疼痛を生じさせるものです。

症状としては、膝関節外側痛や腫脹、熱感が特徴で、大腿骨外側上顆付近に圧痛があります。初期はランニング後や走り始めに軽い痛みなど違和感を感じ、安静にしていれば回復するので、あまり気にしない方が多いですが、症状が進むと徐々にランニング中の膝の痛みが増強してくることが多いです。一時的に安静にすれば回復しますが、再び走り出すと痛みが再発します。

発生要因は
・オーバーユース(過剰な走行時間と走行距離)
・股関節周囲筋の柔軟性低下や筋力低下
・下肢アライメント不良の内反膝(O脚)、偏平足(回内足)
・ランニングフォーム不良(足底が地面から離れて下肢を後方へ蹴る際に股関節内転内旋・下腿内旋、膝関節屈曲しながらの下腿外旋動作など)
・休養不足
・硬い路面や下り坂
・シューズが適切でない、 など

さまざまな要因が影響し起こりやすくなります。

治療として、過緊張している場合は大腿筋膜張筋や腸脛靭帯を中心にストレッチなどで股関節の可動域、下肢の筋肉の伸張性を高めること、さらに、股関節周囲の臀部や大腿部などをうまく使えていない場合は筋肉を強化し、動作の修正していくことなど有効となってきます。

以上,ランナー膝に関してまとめさせていただきました。
膝の痛みで悩んで見えるマラソンランナーの方は是非、お近くの専門家にご相談ください。
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