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コラム

2020.05.13

アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎について

こんにちは。
名古屋市瑞穂区、治療院・パーソナルトレーニングジム
GOKAN Conditioning Labo.の大角です。

今回は、アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎についてです。ランナーなど陸上競技だけではなく剣道、ジャンプスポーツをはじめ多くの運動選手にみられます。


■こんな症状で悩んでいませんか?
◦朝起きた時の歩き始めにアキレス腱や踵が痛い
◦ランニングなど運動をするとアキレス腱が痛む
◦つま先や踵をあげるとアキレス腱が突っ張る、痛む
◦ふくらはぎをストレッチすると痛む
◦アキレス腱が硬い感じがして押さえると痛い

■アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎とは
アキレス腱炎はアキレス腱に微細な断裂が生じて瘢痕化し炎症を起こしている状態のことを言います。アキレス腱周囲炎はアキレス腱を覆うパラテノンという腱周囲組織に炎症が起こったものをいいます。

■症状
主な症状はアキレス腱の圧痛、腫脹、運動時痛です。アキレス腱炎を繰り返してさらに練習を継続すると長期化しやすくなり、アキレス腱の微細損傷部位に有痛性の硬結がみられるようになる場合があります。そして、最悪のケースではアキレス腱断裂に進行する恐れもあります。そうならないためにも早期の治療が必要となってきます。

■原因・発生機序
アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎になりやすい要因として、
・下腿、足部のアライメントの異常
・下肢の可動域制限、筋力低下、スタビリティの低下
などの問題を抱えているケースがあります。
特に、アライメント異常として、足部の過回内(オーバープロネーション)が挙げられます。これは、腫骨が内側に過度に倒れこむ状態です。この場合、アキレス腱の停止部である腫骨が外反位となりアキレス腱内側にけん引負荷がかかりやすくなります。逆に内反位の場合はアキレス腱外側に負荷がかかりやすくなります。接地から離地にかけて足部の内反外反の傾きが過剰に変化すれば、アキレス腱により強い張力がかかることになり、それによりアキレス腱やその周囲にダメージを与えることになります。

■治療
・基本的には患部の安静が重要です。運動を中止してアキレス腱に負荷をかけないようにします。我慢をして練習を続けていると瘢痕が残り炎症を繰り返しやすい状態になってしまします。まず、下腿三頭筋(腓腹筋、ヒラメ筋)の筋緊張を鍼、マッサージ、ストレッチなどで緩め、柔軟性や滑走性、弾力を取り戻します。また、足部、足関節、股関節に可動域制限、筋力低下、不安定性が原因にもなり得るため、殿部や足関節周囲筋の強化やインソールの作成なども治療していくうえで重要となってきます。


以上、アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎についてまとめました。満足なパフォーマンスをするためには日頃からのコンディショニングが必要となってきます。痛みや違和感で悩んでみえるかたは、是非ご相談ください。治療、トレーニングのことなどアドバイスさせていただきます。

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愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通2-13 HOUSE LOKO 1F
TEL052-853-9996
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