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2020.05.06

フィギュアスケート、サッカー選手に多い 「 腰椎分離症 」

こんにちは。
名古屋市瑞穂区、鍼灸院・パーソナルトレーニングジム
GOKAN Conditioning Labo.の大角です。

今回は成長期のスポーツ障害でよくみられる「腰痛分離症」についてです。
フィギュアスケート、サッカー、野球など腰部を反らしたり・捻ったりする動作を繰り返し行うスポーツに多く見られます。では、腰椎分離症の病態や要因についてお伝えしていこうと思います。


腰椎分離症の病態
腰椎分離症とは、腰椎の後方部分の椎弓が疲労骨折を起こした状態です。
成長期の子どもが、スポーツなどで繰り返し腰に負担をかけることで発症する例が多く報告されています。成長期のスポーツ選手の3~4割が腰椎分離症(腰椎の疲労骨折)であるといわれていわれています。腰の痛み、違和感を訴え、それが、2週間以上続く場合は腰椎分離症を疑い、早急に検査する必要があります。
骨折の進行状況によって、腰椎分離症の病期は初期、進行期、末期の3期に分類でき、病期に合わせて治療も異なります。
初期から進行期では骨癒合率が高いとされており、スポーツ活動の休止、コルセットを装着し約3か月~半年の保存治療期間によって骨癒合が期待できます。
終末期の完全偽関節に至った場合、
または進行期で骨癒合が得られないと判断された場合は、さらなる進行、腰椎すべり症の併発や痛みをコントロールしながらスポーツ復帰を許可されていきます。
分離症の早期発見、治療が遅れると偽関節となり再び骨癒合することが難しくなり、腰椎すべり症を併発する原因となったり、将来的に腰痛が悪化したり、下肢の神経症状が出ることもあるため注意が必要です。

発生機序・要因
スポーツ競技を行う上で、胸椎、股関節の可動性の低下は、腰部の代償動作を引き起こし、分離症のリスクを高める要因となります。
例えば、サッカーで蹴り足の股関節の伸展可動性が足りない場合、骨盤の前傾や腰部の伸展、回旋などによって、後方へのスイングを代償することになります。そして、腰椎の後方への負担が増大します。
また、フィギュアスケートではスピンやスパイラルといった場面でフリーレッグを高く挙げ、背中を反らせる動作が多くなります。これも同じく胸椎、股関節の可動性が十分でない場合、腰椎の過度な伸展、回旋代償動作を引き起こして、ストレスを生む要因となります。

体幹のスタビリティ、胸椎、股関節などの柔軟性の獲得は、腰部への負担を減らし、予防や治療をしていくうえでカギとなります。リハビリやトレーニングを疼痛や治療時期に合わせて行っていきます。
エクササイズについては、またお伝えできればと思います。
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